Interview 会員インタビュー

株式会社ジェイコム東京 多摩局 奥林 一博 局長 「区部だけが東京じゃない。地域メディアとして立川の魅力を発信したい」

立川と奥林さんの関わりについて

地域に密着したメディアとして、全国に展開するジェイコム。立川を含む、昭島、国立、東大和、武蔵村山の5市を管轄エリアとする多摩局に2021年4月、コロナ禍で3回目の緊急事態宣言が出される中、奥林さんは局長として着任した。
兵庫県姫路生まれ。大学から40歳まで暮らした神戸が第二の故郷。旅行が好きだった奥林さんは大学卒業後、大手旅行会社へ就職し、配属先の高知県で旅行商品の企画営業に携わってきた。プライベートで単身渡米した際、米国のケーブルテレビの発達や普及率の高さ、そしてコンテンツの豊富さに衝撃を受けた。
帰国後、地元ケーブルテレビ局に転職。見るもの全てが新しい、まったく違う業界に没頭し、営業企画からプロモーション商品開発など、多様な業務に携わった。M&Aでジェイコムとなった後も、異例の販促マネージャー兼戸建営業スーパーバイザーというポジションで活躍、38歳という若さで営業局長に抜擢された。その後、本社での勤務を経て、東京7拠点、650人のスタッフをマネージメントする管理職に着任。「現場で活躍するスタッフの顔と人柄を知らなければ、マネージメントなんてできないですよね」と目を細め語る奥林さんは当時、担当していた650人ほぼすべての社員の顔と名前を覚え、コミュニケーションに重きを置いていた。東京本社で営業統括部長として各局のマネージメントを行う中、多摩局を訪れた際、立川の急激な発展を目の当たりにし、美しい街並みへの変貌に驚いた。
「東京都内でも類を見ないほどのスピードで、進化する立川に圧倒された」と話す。
そんな立川と縁もあり、局長へ着任。

立川での思い出や、これからの立川への期待は?

現在、国分寺市に戸建てを購入し、「多摩地域に骨をうずめる覚悟」だという。
「事業は立川と隣接する5市を事業エリアとしているが、立川の発展が近隣の市だけでなく、多摩地域に広く影響を及ぼす街になっていることを肌で感じている」と話す奥林さん。
「上京した人に、区部だけが東京じゃないことをいち早く届ければ、もっと注目度が上がり、来訪者はもちろん、移住者もきっと増える。地域メディアとして、そんな立川の発展に少しでも寄与していきたい」と今後の展望を語ってくれた。

(取材:高木 誠)

株式会社ジェイコム東京 多摩局 奥林 一博 局長 「区部だけが東京じゃない。地域メディアとして立川の魅力を発信したい」